白石市国際交流協会の活動(令和6年度)
第12回料理を通して世界を知る会 ~フランス編~
令和7年2月21日、白石市ふれあいプラザにて「第12回料理を通して世界を知る会 ~フランス編~」を開催しました。講師に、(有)アトリエデリス代表取締役の佐々木文彦さんをお迎えしました。「フランスのカフェにいるような時間を、フランスの話をしながら過ごしましょう!」をテーマに、焼き立てのキシュ・ロレーヌとクイニーアマンを食べながら、フランスの食文化・食育、生活スタイルや習慣などをご紹介いただきました。
参加者からは、「会場いっぱいにコーヒーの香りとクイニーアマンの甘い香りが漂い、カフェにいるような気分だった」「キシュは具だくさんで、クイニーアマンは外はカリッと、中はしっとりもちもちで美味しかった」「フランスは食育と農業についてよく考えている国」などの感想をいただきました。
国際交流言語ボランティアの派遣
令和7年1月15日、宮城県立角田支援学校白石校(白石中学校内)で、2回目の「ALT(外国語指導助手)との交流活動」がありました。令和6年12月に続き、今回も国際交流言語ボランティア2名を派遣しました。
はじめに、ALTのラファエル先生に外国のお正月の過ごし方について、写真等を用いて紹介いただきました。また、双六をしながら英語での数字の言い方を学び、各マスに書かれているタスクをこなしました。生徒たちは、楽しく意欲的に活動し、充実した交流となりました。
令和6年12月12日、宮城県立角田支援学校白石校(白石中学校内)で「ALT(外国語指導助手)との交流活動」があり、同校からの英語通訳の派遣依頼を受け、国際交流言語ボランティア2名を派遣しました。
児童はクイズやダンスを通して英語を楽しく学び、ALTのラファエル先生は、大きなジェスチャーと声で活動を盛り上げました。
多賀城市国際交流協会との交流会
令和6年11月5日、白石市中央公民館にて、多賀城市国際交流協会との交流会を開催しました。多賀城市国際交流協会からのお声がけを受けて実現した交流会には、多賀城市から約20名、白石市から約15名が参加しました。両協会の会長から挨拶を申し上げた後、お互いの活動について発表を行いました。
交流会を通して、多賀城市の参加者からは、「外国の方と接する機会が多々ある」「活動内容が幅広く、ボランティア活動などは参考にしたい」「活発に活動しており、大変参考になった」などの感想をいただきました。
白石市の参加者からは、「高校生など若い人との交流を通して、若い会員を増やしていきたい」「国際交流まつりなど興味深いイベントもあった」「どうすれば幅広い世代に興味・関心を持ってもらえるかは課題」などの感想をいただきました。
今後も、積極的に他の国際交流団体との交流を図っていきたいと思います。
第17回鬼小十郎まつり外国人向け案内デスク&小中英語ボランティア
令和6年10月5日、白石城本丸広場にて、第2代白石城主片倉小十郎重長と日の本一の兵と呼ばれた真田幸村の大坂夏の陣における激闘を再現した「第17回鬼小十郎まつり」が開催されました。今年の来場者数は約8000人で、多くの外国人の方にもお越しいただきました。
当協会では、外国人向けに英訳したプログラムの配布や会場案内などを行うブースを設置しました。また、昨年に引き続き、市内小中学生による英語ボランティアも参加しました。小中英語ボランティアは、まつりに向けて3回の研修会を行い、白石の街を紹介できるように準備してきました。外国人とコミュニケーションをとりながら自分の街を紹介する活動サポートは今後も続けていきたいと思います。
第3回国際理解を深める講演会 アメリカ合衆国(シカゴ)編
令和6年8月21日、白石市役所にて「第3回国際理解を深める講演会 アメリカ合衆国(シカゴ)編」を開催しました。この講演会は、海外在住経験がある方を講師としてお招きし、その国の歴史や文化などを交えた体験談をお話しいただき、互いの文化や考え方の違いを理解し、尊重する相互理解の姿勢を養うことを目的として開催しています。
今回は、アメリカ合衆国シカゴの日本人学校で3年間勤務した、白石市立東中学校の佐藤希利子先生を講師にお迎えし、シカゴの街や学校・日常生活などについて講話いただきました。アメリカで暮らしてみて改めて日本の文化・慣習を再確認でき、また、アメリカについても同様に再確認する機会となったそうです。異文化を肌で感じ、自分自身の多様性を広げることができ、一人の人間として接する大切さを体感した3年間とのことでした。
参加者からは、「シカゴでの学校教育現場における取り組みについて、文化は違えども、子どもたちの安心・安全を守る取り組みは日本と同じだと思った」「国や人種の前に、1人の人間として接するという言葉を聞いて、素晴らしいと思った」「アメリカやシカゴのユニークな建物や美しいところが分かって驚いた」などの感想がありました。世界が平和であるために、異なる価値観や文化を理解・尊重し、寛容さを育むことはとても重要なことです。多文化共生社会を推進していく上で、今後も講演会を開催していきたいと思います。